オフィスエルアールpresents『ここから。』
全20公演が終了し幕を閉じました。無事に怪我や事故なく終えられてホッとしています。沢山のお客様にこの芝居を観て貰うことが出来て心から感謝いたします。
ご来場戴いた皆様本当にありがとうございました！
おかげさまで『大入り』頂きました。
さて、あっという間に11月ですね。
舞台明け直ぐに別現場に入ってしまいバタつきましたので、改めて振り返りたいと思います。長文ですが、是非お付き合いください。
今回は事務所公演ということもあり、終始とても穏やかで楽しい現場でした。よくあるピリピリ感はゼロ(笑)。
これはキャスト&演出&作家に心から感謝です。
一番の目玉は、1日5ステージ全20ステージという挑戦でした。
決まった当初は未知でどうなるか不安もありましたが、結果は毎回楽しくて楽しくて、あっという間の20ステでした。
この経験から沢山の宝物を貰えましたよ。
まず、本番中に新しい挑戦ができた事。
毎回の挑戦から発見していく作業は20ステだから出来たことだと思うし、この座組だったから出来たのだと思うと、全てが愛おしく、メンバー&スタッフ全員との時間は幸せと感謝しかありません。
そして、久々に芝居ってこんなに楽しかったんだって思えた事。こんなに板の上で自由にのびのびと本番を楽しめたのは、もしかすると10代で舞台の魅力に出会った時以来かもしれません。
きっと色々な経験から、『こうしなきゃ』『こうあるべき』みたいな、くだらない呪縛でがんじがらめになっていたんだなって思います。
誰のために芝居をするのか・・・結局自分が楽しくなくちゃね。
今回は稽古も本番も楽しくて楽しくて、今思い出しても幸福感しかありません。
こんな風に改めて芝居は楽しいと思えたことは、私にとって大収穫です！
打ち上げでは照明さん、音響さん、作曲家さんと舞台表現の話をさせて貰い、改めて沢山のプロの技術の集合体で舞台は作られているのだと認識しました。
そしてその空間に立ち、スタッフに支えて貰い、多くのお客様に見守って貰え拍手や笑顔を頂いている私は、なんて幸せ者なんだろう。
また、少人数(台本では10役あるところを4人)でやったのも良かったなって思います。
相手役とじっくり向かいあい、丁寧に積み重ね、本番でも相手との信頼感で自由になれました。
この歳で、また芝居が楽しいと思えたことはとってもとっても素敵な発見でした！
このコロナ禍で人との関わり方が変化しましたが、演劇・芝居は人と関わって関わって作っていきます。
相手をしっかり見て、変化を受け止め、そして自身を委ねます。
その楽しみや心地よさを改めて知ることが出来たのがコロナ禍での芝居というのも、何か意味があるのだと思います。
そして、お客様。
1ステージに5名～8名(限定数から増席しました)のお客様が毎回居てくれました。
実は芝居のラストシーンにはお客様にエキストラの様な重要な役回りをして頂きました。
このお話は、お客様がいてくれたから完成したのです。
古民家という場所・そこに合わせたストーリー・信頼のおけるスタッフ&キャスト・沢山のお客様全てのピースがはまり、今回の作品が出来ました。自分的には「こうすればよかった」「あんな可能性もあった」と反省ばかりですが、幸せな時間を作ってくれた全ての皆様に感謝して、『ここから。』さらに成長出来るよう一歩一歩精進していきたいと思います。
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配信期間が11/10まで延長になりましたので、お問い合わせまでご連絡ください。
それでは
最後まで読んでくれてありがとうございました！